City

东京

Specialty

衣装と通じてリアリズムを表現すること,映画の衣装担当,ジェンダー超えのスタイリング

Introduction

1949年、石川県生まれ。青春時代をサハラ砂漠、アメリカ、フランスで過ごした後、30代でスタイリストに。映画や雑誌、広告などの衣装を担当し、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(三池崇史監督)では、第62回毎日映画コンクール技術賞を受賞。著書に『Tribe』(朝日出版社)、『COCUE』(コキュ)、『衣裳術 2』、『衣裳術《新装版》』(リトルモア)がある。

10代の頃にはアメリカ大陸を一周する旅に出た。その後パリに約1年間滞在。場末の映画館で、初めて黒澤映画『蜘蛛巣城』(1957)を観たことが印象に残っているそうだ。帰国し、スタイリストのキャリアをスタート。初期は広告や資生堂『花椿』に携わっていたが、1985年、森田芳光監督『それから』に参加し、映画の衣装を手がけるようになる。主演である松田優作たっての指名だった。以降、是枝裕和監督『幻の光』(1995)、犬童一心監督『メゾン・ド・ヒミコ』(2005)、三池崇史監督『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(2007)をはじめ、日本映画界の重要作品に衣装を通してリアリズムという名の深みを与えてきた。

日本を代表するスタイリストの北村道子さんは、1985年から著名映画の衣装を担当。プライベートでは、一日一本鑑賞するほどのシネマホリックである彼女が、毎回テーマを設けて、おすすめの2作品をナビゲートする。

北村道子
北村道子
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