PROFILE:日本舞踊家。幼少期から祖父、故花柳稔に師事。2歳で初舞台。2006年、16歳で名取免許取得。11年、21歳で師範免許取得。豊かな表現力と、古典を重んじた繊細かつ伸びやかな技術で注目を集める。音楽やアートとのコラボレーションなど、ジャンルを超えた活動も展開する。
「自分らしい美しさ」を提唱する「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は今春、豊富なカラーバリエーションを揃えた人気の美容液ファンデーション“インテンシブ スキン セラム ファンデーション”発売5周年を記念したキャンペーンをスタート。「#これが私の美しさ」というハッシュタグとともに、女性が自分らしさを持って、個々の美しさを臆せず発信できる環境が広まることを願う。そこで「WWD JAPAN.com」は、自分らしい人生を歩み、輝いている女性にインタビュー。自信を抱けるようになるまでの葛藤、確立したオリジナリティー、そして、「#これが私の美しさ」と言えるそれぞれの自分らしさに迫った。トリ(最終回)を飾るのは、日本舞踊の最大流派「花柳流」の舞踊家として活躍する花柳凜。ロックバンドのツアーへの参加やオペラとのコラボレーションなど、従来の伝統芸能のイメージにとらわれることなく飛躍を続けている。
WWD:日本舞踊家の中でもこれまでにない取り組みに積極的な印象です。
花柳凜(以下、凜):物心つく前から祖父に踊りを教わっていて、2歳で初舞台を踏みました。扇子がおもちゃ代わりでしたね。10代後半で初めてディナーショーに呼んでいただいた際に、舞台ではない場所で表現する可能性を感じたんです。しばらくしてロックバンド「サカナクション」のミュージックビデオに出演したことをきっかけに、ライブツアーにも参加させていただくようになりました。ライブに来るファンの方は、拳を上げたり歌ったり、全身で感情を表現しますよね。日本舞踊しか知らなかった私には新鮮で、刺激的でした。最前列の方から「踊り子ちゃーん!」なんて声をかけてもらうこともありました(笑)。
WWD:伝統を重んじる文化の中で周りの反応は?
凜:「タレントになりたいの?」と冷ややかに言われることもありましたし、上の方からの呼び出しもありました。私は冷静に経緯を説明した上で「自分の名前が売れることはどうでもいい」「日本舞踊を多くの人に知ってもらいたい」と、率直な思いを伝えました。踊りが大好きだからこそ、日本舞踊をもっと盛り上げたい。私の中では、突飛なことをして伝統を「壊す」のではなく、「戻す」という感覚です。
WWD:「戻す」とは?
凜:日本舞踊の起源とされている出雲阿国(いずものおくに)の時代にさかのぼると、阿国の踊りはいわゆる民族舞踊に端を発したものでした。当時の舞台はきっと、かしこまった場所というより大衆が気軽に楽しめる娯楽だったはずです。だからこそ、その時代の空気を取り入れながら新しい波を起こしていきたい。私のことをライブやメディアをきっかけに知ってくださったお客さまが、少しでも日本舞踊に興味を持ってくれたらうれしいです。ただ、謙虚さを忘れてはいけないと思います。祖父は80歳で亡くなるまでずっと自分のことを「舞踊家としてまだ卵だね」と言っていました。謙虚であるためにはまず、自分を客観視して想像力を働かせることだと感じています。すると自ずと自分のみならず他の人の個性をも大切にできるようになると思うんです。私もまだまだですが、謙虚な気持ちで挑戦を続けたいですね。
WWD:凜さんの透明感のある肌も素晴らしい個性だと感じますが、「ボビイ ブラウン」が提唱する“自分らしい美しさ”というメッセージはどう感じますか?
凜:実は、小麦色の肌に憧れていた時期もあります。髪は少し茶色がかっているので、しっくりこない着物の色みもあります。けれど長所を見つけて伸ばすなど、上手に付き合っていけたらと思います。ブランドがこんな風にメッセージを発信してくれるのは、心強いですね。舞台上では肌を真っ白に化粧しますが、普段のメイクはナチュラルです。“インテンシブ スキン セラム ファンデーション”は、大げさではないツヤ感で肌を自然に整えてくれますね。
WWD:凜さんの考える「#これが私の美しさ」とは何でしょう?
凜:笑顔でいること、ですね。口角が上がると脳が錯覚するともいいますし、笑顔は周りに伝染しますからね。もちろん、舞台の上でニコニコするシーンはほとんどありませんが(笑)、見に来てくださったお客さまが劇場を後にしたときに、「来てよかった!」と笑顔になってくれることを願って、日々精進したいと思います。
「ボビイ ブラウン」は今春、ベストセラーの「インテンシブ スキン セラム ファンデーション」発売5周年を記念し、アンバサダーを通して、すべての女性が自分の魅力に気づき、自信に満ちて輝いて欲しいと願う「#これが私の美しさ」キャンペーンに取り組む。それぞれが考える自分自身の美しさを、「#これが私の美しさ」のハッシュタグと共に ソーシャルメディア(Instagram、Twitter)に投稿すると(4月30日まで)、合計1000人以上にプレゼントが当たるキャンペーンだ。「インテンシブ スキン セラム ファンデーション」は、和漢生薬の「冬虫夏草(フユムシナツクサタケエキス(保湿成分)」と、海洋プランクトンの一種「アルテミアエキス(保湿成分)」で構成されるアクティブエナジーコンプレックスにより、ツヤに満ちる生き生きとした肌印象へ導く。3月にはシェードが4色追加になり、さらに幅広い全17色へ。同シリーズのコンシーラーも新しいフォーミュラになって登場した。
Key Words
美容液ファンデーション,美しさ,ボビイ ブラウン
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